Dr. ひゅうご のブログ

アラフォー内科医です。生活習慣病や消化器疾患の診療、内視鏡治療に携わっています。

散歩ダイエットのすすめ

こんにちは、ひゅうごです。

日に日に外気が冷たくなり冬の到来をすぐ近くに感じる今日このごろです。

さて今日は冬の運動不足の解消のため、散歩のメリットに関して考えて行きたいと思います。

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目次

  1. 散歩ダイエットのメリット その① お金がかからない
  2. 散歩ダイエットのメリット その② 腰・膝に負担がかかりにくい
  3. 散歩ダイエットのメリット その③ 肩こり・腰痛の解消になる
  4. まとめ

 

 

1. 散歩ダイエットのメリット その① お金がかからない

当たり前だけど重要なポイントが散歩にはほとんどお金がかからないということです。必要なのは動きやすい服と歩きやすい靴だけです。

さすがに革のビジネスシューズで歩くのは足の負担になり怪我をしかねません。初めはしっかりソールのクッションのきいているランニングシューズかウォーキングシューズがいいでしょう。

靴選びの際には実店舗で試着をして決めるのが一般的ですが、最近ではアマゾンなどで返品無料のネット販売もあるようです。

実店舗に行く時間がない人やネットで多数の商品の中から選びたい人は、2~3サイズをまとめて注文してサイズの合わなかったものを返品というのもよいでしょう。

 

2. 散歩ダイエットのメリット その② 腰・膝に負担がかかりにくい

全く腰・膝・足首などの関節に負担がかからないわけではありませんが、関節への負担の大きさ順に並べると、

ランニング・ウェイトトレーニング

>ウォーキング・サイクリングマシン と言えるでしょう。

若いときに競技スポーツを頑張っていて社会人になってからはランニングに励んでいたけど、最近は膝の痛みで思うように走れなくなって・・・という方もいらっしゃると思いますが、そんな方にもウォーキングはおすすめです。

足にあった運動靴で短めの距離から始めることで徐々に長い距離も歩けるようになっていくでしょう。

また、膝や足首の痛みに悩まれている方にはウォーキングマシンを使うのもおすすめです。

身体の特性上 歩行時にはどうしても膝・足首には衝撃が加わりますが、ウォーキングマシンはクッションのきいた面を歩き衝撃が緩和されやすいです。

また、速度をゆっくりにして傾斜を5~10%つけることで更に衝撃を抑えることでき、より安全に運動することができます。

 

3. 散歩ダイエットのメリット その③ 肩こり・腰痛の解消になる

事務仕事をたくさんされている人、特にパソコン作業を長時間される人につきものなのが肩こりや腰痛です。

人類は何万年も前の狩猟採集時代から身体的には大きな変化がないのにも関わらず、生活様式は全くといっていいほど異なったものになっています。

祖先は水や食べ物を求めて歩きまわっては休み歩きまわっては休みを繰り返していたので、病気でもなければずうっと座っていたり寝そべっていたりということはなかったでしょう。

つまり、現代の当たり前の生活様式は人間の構造的には全く当たり前ではないということです。

私が著書を愛読している評論家の勝間さんは ”不動病” という言葉を使ってこの身体の不調を表現しています。ほんとすばらしいネーミングだと思います。

勝間和代の、腰痛と肩こりは不動病です。姿勢改善よりもマッサージよりも、とにかく、動かしましょう。 - YouTube

で、ウォーキングの何が肩こり・腰痛の解消につながるかというと、私が考えるに肩甲骨周りのストレッチと程よいお腹周り(体幹の)緊張なのだと思います。

ウォーキング中に片方の肩のあたりをもう片方の腕で触れてみると肩甲骨が意外と動いていることに気づくと思います。

同様にお腹周りを触ってみると程よく腹筋が緊張して固くなっているのがわかると思います。

肩甲骨をほどよく動かし、腹筋の緊張で体幹を安定させないとバランス良く歩くことはできないので当たり前といえば当たり前なんですね。

適度にウォーキングをすることで、”不動病” である肩こりと腰痛の解消が期待できます。

※腰・膝・足首に痛みのある方は散歩により痛みが悪化する恐れがあります。痛みの出ない範囲で実施してください。

また、夜間には反射板や懐中電灯の持参が必須です。車や自転車との衝突に十分に注意して実施してください。

 

まとめ

散歩のメリットに関してお話しました。

散歩愛好家としてはまたそのうち散歩のすばらしさについてお話できればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは。