Dr. ひゅうご のブログ

アラフォー内科医です。生活習慣病や消化器疾患の診療、内視鏡治療に携わっています。

「3つの幸福」を増幅して心身ともに健康になろう

こんにちは、ひゅうごです。

今日はおすすめの書籍「三つの幸福」についてお話ししたいと思います。 私の大好きな作家の樺沢紫苑さんの書籍です。
私がこれまでの人生で抱いていた心や身体に関する疑問の多くを解決してくれた素晴らしい書籍です。 10代のうちにこの本に出会えたら(その頃には出版されていませんでしたが)その先の人生が随分楽なものになっていたのではないかと思うぐらい素晴らしい本です。

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本の中身に触れたいと思います。
この本では幸福を、心と体の健康の「セロトニン的幸福」、つながり・愛の「オキシトシン的幸福」、成功・お金の「ドーパミン的幸福」と定義しています。

筆者によれば脳内では様々な伝達物質が分泌されさまざまな感情を引き起こしますが、幸福を感じさせるものとしては、ドーパミンセロトニンオキシトシンの "三大幸福物質"が最も重要です。

セロトニン的幸福」は健康の幸福であり心と体が健康であるときに感じられる幸福です。
オキシトシン的幸福」はつながりと愛の幸福であり友情・人間関係・コミュニティへの所属により感じられる幸福です。
ドーパミン的幸福」とはお金・成功・達成・富・名誉・地位などの幸福でありそれらが手には入ると感じられる幸福です。

またそれぞれの幸福の優先順位についても述べられています。
まずはじめにセロトニン的幸福 → その次にオキシトシン的幸福 → 最後にドーパミン的幸福の順番です。
この順番が守られないと小さな幸福しか感じられなかったり、幸福が長続きしないなどの問題が生じてしまいます。
私がこの本を読んだのは1年ほど前でしたが、以来なんだか調子が悪いときには三つの幸福のどれがかけているのかを考えるようにしています。
前日が寝不足だったのなら、健康の幸福すなわちセロトニン的幸福が足りないのが原因です。
最近親しい人と会えていないのならつながりの幸福であるオキシトシン的幸福が足りないのかもしれない。
力を入れている仕事がなかなか軌道に乗らないのなら達成の幸福であるドーパミン的幸福が足りないのかもしれません。
このように原因を考えて対策をうつことで問題が深刻化する前に早期に対処することができます。
個人的には一家に一冊と思っています!笑
是非手にとってみてください。