Dr. ひゅうご のブログ

アラフォー内科医です。生活習慣病や消化器疾患の診療、内視鏡治療に携わっています。

コロナは落ちついてきたけどインフルエンザは大丈夫?

こんにちは、ひゅうごです。

今日は今シーズンのインフルエンザウイルス感染症の対策についてお話したいと思います。

 

新型コロナウイルス感染症が始まった2019年から今年にかけて、それまでは毎年のように猛威をふるっていたインフルエンザ感染症がかなり少ない水準でした。これは私達が手洗い、アルコール消毒、マスク装着などの感染予防を徹底したことと、ウイルス干渉(あるウイルスが流行すると似たようなウイルス感染症は流行できない)ことが原因だと言われています。

 

さて、それでは今年の冬はどうなるのでしょうか?

先に冬を迎えた南半球でインフルエンザ感染が少ない傾向があるため、日本などの北半球の国々でも低水準で進むのではとの見方があるようです。しかしながら、前シーズンにインフルエンザの流行がとても少なかったため集団免疫ができていず、今シーズンは大流行をおこすのではとの見方もあるようです。

 

では私たちは何に気をつけていけばいいのでしょうか?

1. 引き続き手洗い、アルコール消毒、マスク装着などの感染対策をおこなう。

2. 可能な限りインフルエンザ・ワクチン接種をうける。

 

上記の2つをあげました。インフルエンザ感染症予防のためにやることは新型コロナウイルス感染症予防と同じということですね。

 

以上読んでいただきありがとうございます。少しでもお役に立てれば嬉しいです。上記に加えて、3密を避けた適度な運動やバランスの良い食事も免疫力を高めるには有効です。それでは。