Dr. ひゅうご のブログ

アラフォー内科医です。生活習慣病や消化器疾患の診療、内視鏡治療に携わっています。

マイナンバーカードは健康管理の役に立つ

こんにちは、ひゅうごです。

今日はマイナンバーカードを持つ健康管理上のメリットについてお話したいと思います。

今日の日経新聞に以下のような記事がありました

20日 マイナカード、健康保険証に

マイナンバーカードが20日から健康保険証として使えるようになる。医療機関や薬局でカードを示せば保険証提示は不要となる。

・・・

専用サイト「マイナポータル」で過去に処方された薬の情報や特定健診の内容を閲覧できる。他の医療機関で受けた特定健診の情報を医師と共有する機能もあり、自身の健康状態を伝えやすくなる。

 個人情報を政府に管理されることの抵抗感を感じていらっしゃる方もいるかもしれませんが、マイナンバーカードを持つメリットを挙げてみます。

  1. 保険証や免許証が不要になる可能性がある。
  2. 過去の健診情報を医療機関へ持参する手間が省ける。
  3. お薬手帳 が不要になる可能性がある。

1つずつ説明していきます。

1. 普通に生活しているとただでさえポイントカードや領収証などが蓄積していき管理が煩雑になります。予定の医療機関受診でしたら前もって保険証を準備することができますが、急な体調不良の際にどこかにまぎれた保険証を探すのは大変です。ですので、保険証や運転免許証が一体化されることになれば持ち物が少なくなり持参忘れを予防できます。

 

2. 特定健診の情報をマイナンバーカードで参照できるようになるため、過去の結果の印刷物を医療機関に持参する必要がなくなります。将来的には健診以外の定期的な(数ヶ月ごとの)血液検査の結果などもマイナンバーカードをつかって参照できるようになってほしいと願っています。

 

3. 過去の処方もマイナンバーカードをつかって確認できるようになるので、しばらくは紙のお薬手帳と併用、いずれはお薬手帳は不要に、ということが考えられます。患者さんの管理するものが減ることは診療をスムーズにできますので、こちらにも期待です。

 

まとめ

以上マイナンバーカードを持つメリットに関して、僕の希望的観測も含めて説明してみました。また、マイナンバーカードの機能の補完のため、スマートフォンでの検査結果の撮影もおすすめです。僕のつかっているandroidスマホでは "googleドライブ” の "スキャン" 機能が便利です。印刷物をきれいに保存できるので普段から愛用しています。

少しでも役にたてれば嬉しいです。それでは。