Dr. ひゅうご のブログ

アラフォー内科医です。生活習慣病や消化器疾患の診療、内視鏡治療に携わっています。

医学部入試の偏差値低下について

おはようございます。ひゅうご です。今日は医学部の入試難易度が下がっていることと医師数の増加に伴い医師の収入が将来的に下がっていく可能性があることについて話したいと思います

10月9日発行の週間ダイヤモンドで取り上げられた話題です。

books.rakuten.co.jp

 

情報系学部への受験者の流出が進んだことやコロナ禍の中で学費の高い私立医学部→国公立医学部へ受験者が流れたことにより主に私立医学部の人気が落ち、その結果 偏差値の低下しているようです。

2015年頃には医学部人気の上昇のせいで比較的難易度の低い私立医学部であっても早慶よりは難しい!とういのが当たり前の雰囲気でしたが今は事情が変わっているようです。

これまでは灘、開成、筑駒、麻布などの有名高校のトップの層が日本最高峰の東大理三を受験するエリートコースがあったが、現在では情報系学部への流出や少子化の影響があり必ずしもトップが理三を狙わなくなっているとのこと。本誌のデータによると理三と理一の入試得点率差は10%ほどの差があったのが現在は8%ほどまで縮み理三の易化の傾向があるようです。

そもそも研究を除く医師の仕事はエリートの頭脳がなくてもできることのなので、個人的にはこういった流れは好意的にとらえています。日本の国際競争力が落ちる中でテック系の企業の再興を期待しています。日本にもスティーブ・ジョブズイーロン・マスクのような企業者が出てきてほしいと思います。

でも、東大理在学中に司法試験に合格した三河野玄斗のように、大学卒業後に臨床医の道には進まずアプリ開発会社を立ち上げるような人もいてすごく注目しています。ぜひ世界的な企業を育てていったほしいと思います。

 

まとめ

医学部入試の偏差値低下について話しました。個人的には、若者には高偏差値学部にこだわらず興味のある分野にすすんで!といいたいです。その挑戦を応援できる(研究助成金などで)社会でありたいなとも思ってます。